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【 更新・新着記事 】

2024/10/20

紫金山・アトラス彗星 夕暮れ後の彗星も見納め

目次1 いよいよ夕暮れ後の彗星も見納め1.1 10月20日 4等級まで減光1.2 10月16日1.3 10月15日 頭部の拡大画像1.4 10月15日 彗星と球状星団M51.5 10月15日 マウナケア1.6 10月14日 東京1.7 10月13日 北海道遠軽町1.8 10月13日 北海道中山峠1.9 10月13日 マウナケア山頂1.10 10月13日 東京1.11 10月12日2 過去60年の明るい彗星3 10月9日 SOHO探査機のコロナグラフでマイナス4.9等4 2024年10月8日 SOHOコロナ ...

2024/10/19

東京 10月19日に真夏日 💦

統計開始以来 最も遅い真夏日を観測 19日(土)、東京都心では午後1時30分過ぎに気温30.1℃となり真夏日となりました。統計開始以来、最も遅い真夏日になりました。東京都心でのこれまでの真夏日の最も遅い観測は、2013年10月12日でしたが、今日その記録を更新しました。  

2024/10/20

C/2024 S1 アトラス彗星 10月28日近日点通過 0.008 AU

目次1 10月18日にバーストを起こして、10.0等へ増光2 1965年以来最も明るいクロイツ群彗星の候補 C/2024 S1 アトラス彗星3 観測に適した時期 10月18日にバーストを起こして、10.0等へ増光 アトラス彗星は、1000年以上前に分裂した巨大彗星の破片で、太陽に極めて近づく公転軌道を持つ「クロイツ群」と呼ばれる彗星に分類されます。アトラス彗星は大量のガスが蒸発し、さらに太陽の重力による潮汐力が加わったことで、核が分裂した可能性があるそうです。 確かに写真では進行方向に核部分が伸びているの ...

2024/10/19

10月31日 宇髄天元 誕生日

目次1 10月31日 宇髄天元 誕生日2 9月15日    伊黒小芭内の誕生日3 9月3日 我妻善逸の誕生日4 8月23日 悲鳴嶼行冥の誕生日!5 8月8日 時透無一郎の誕生日!6 6月1日7 5月19日8 5月10日9 2月24日10 2月8日 冨岡義勇の誕生日11 1月7日 不死川玄弥の誕生日12 12月28日 竈門禰豆子の誕生日13 11月29日 不死川実弥 の誕生日14 10月31日 宇髄天元 誕生日15 9月15日    伊黒小芭内の誕生日15.1 【壱ノ型 委蛇斬り(いだぎり)】15.2 【弐 ...

2024/10/18

10月の満月 10月17日 20:26 スーパームーン&ハンターズムーン

目次1 同じ満月でも こんなに大きさが違う2 2024年10月17日 20:26    スーパームーン2.1 10月17日 スーパームーン2.2 2月24日 ミニマムムーン3 2024年1月25日 23:44 ウルフムーン4 各月の名称5 2024年 地球と月との距離6 2024年 スーパームーン ミニマムムーン 同じ満月でも こんなに大きさが違う 2024年10月17日 20:26    スーパームーン 10月17日 スーパームーン 2月24日 ミニマムムーン 2024年1月25日 23:44 ウルフム ...

2024/10/10

北海道の各地でオーロラ出現…週末にかけても観測される可能性

目次1 今週末にもオーロラ観測の可能性あり2 むかわ町穂別地区3 名寄 今週末にもオーロラ観測の可能性あり 8日は、大規模な太陽フレアの割に磁気嵐が弱く、日本で観測できる時間になったタイミングで、さらに磁気嵐が弱まったため、穏やかなオーロラの出現となりました。 9日昼前にも太陽フレアが観測されたため、その影響を受けて、週末にかけてオーロラが観測される可能性があります。 オーロラ予報 地図上にある緑色のドーナツ状の輪はオーロラの位置や大きさを示します。オーロラが強くなると予測される場合は、緑色が黄色や赤色に ...

2024/10/7

紫金山・アトラス彗星 未明の低空に優美な姿

目次1 10月5日2 10月4日 尾は30度超3 10月3日4 紫金山・アトラス彗星の光度上方修正5 10月2日未明 よく晴れました 東京都内からも 紫金山・アトラス彗星 確認5.1 視力1.0の肉眼では無理でしたが 「15X50mm双眼鏡」では右上方へ伸びる尾を確認5.2 「東京スカイツリー」と「紫金山・アトラス彗星」5.3 栃木県那須高原(標高1450m)5.4 南半球6 10月1日 関東地方もやっと 紫金山・アトラス彗星 確認6.1 南半球  尾は20度近く7 9月30日 ナミビアで強拡大撮影    ...

2024/10/3

2024年10月3日(現地時間では2日)イースター島、チリ、アルゼンチンなどで金環日食

目次1 イースター島"快晴"でバッチリ見えました2 金環食となるのは日本時間では午前4時~5時半ごろ 継続時間は約6分(観測地がイースター島の場合) イースター島"快晴"でバッチリ見えました 金環食となるのは日本時間では午前4時~5時半ごろ 継続時間は約6分(観測地がイースター島の場合) 2024年の金環日食を観測するのに最も素晴らしい場所は、おそらくラパ・ヌイ(イースター島)です。2024年の「炎の輪」日食を観測するのに最適な場所のリストと、金環食の開始時間(現地時間)、継続時間、食分 は以下の通りです ...

2024/9/30

サザンオールスターズ「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA」全国映画館でライブビューイング

目次1 YOUTUBE2 セットリスト 100分19曲3 「サザンオールスターズ“最後の夏フェス出演”公式予習プレイリスト」4 「ロッキン」最終日5 「ロッキン」史上初!サザンオールスターズ最後の夏フェス、全国映画館でライブビューイング決定5.0.1 会場:全国各地の映画館6 6月25日(火)に46回目のデビュー記念日を迎えたサザンオールスターズ7 【ライブ情報】 YOUTUBE セットリスト 100分19曲 午後5時50分、サザンオールスターズの5人がステージに登場した。ボーカル&ギター桑田佳祐(68) ...

2024/9/23

中国軍&ロシア軍 不気味な軍事的威嚇

目次1 9月23日 ロシア軍の哨戒機が午後、北海道礼文島沖の領空を3回にわたり故意に領空侵犯2 9月17日 中国海軍の空母「遼寧」 初めて日本の接続水域に侵入3 8月26日 中国軍の「Y9」情報収集機が午前11時29分ごろに長崎県男女群島沖の領空を侵犯 9月23日 ロシア軍の哨戒機が午後、北海道礼文島沖の領空を3回にわたり故意に領空侵犯 午後1時3分から4分ごろ、午後3時31分ごろ、午後3時42分から43分ごろの計3回日本の領空を侵犯。 9月17日 中国海軍の空母「遼寧」 初めて日本の接続水域に侵入 遼寧 ...

2024/9/23

HAC125 発売 口径125mm焦点距離250mm 口径比f/2のハイスピードアストログラフ

発売日:2024年9月27日(金) HAC125 は口径125mm、焦点距離250mm、口径比f/2のハイスピードアストログラフです。直径53mm以下の小型の天体用CMOSカメラによる天体写真撮影に特化した望遠鏡で、特に電視観望等で優れた性能を発揮します。 HAC125は、球面主鏡と補正レンズで構成された天体撮影用鏡筒で、極めて明るい口径比と、小型の架台でも気軽に運用できるコンパクトさが最大の特長です。 口径比f/2がもたらす明るさは、露光時間を大幅に短縮することができ、ユーザーの趣向と対象天体によっては ...

2024/9/22

星空人生100年計画 過去と未来

目次1 過去100年の天文現象 いくつ見たか2 未来100年 いくつ見れるか 過去100年の天文現象 いくつ見たか 未来100年 いくつ見れるか

2024/9/23

2024-2025シーズン 初冠雪

目次1 2024年9月22日 利尻山1.1 前日には、島内で冠雪を確認1.2 大雪山黒岳 初冠雪 2024年9月22日 利尻山 北海道の利尻山で「初冠雪」を観測しました。平年より11日早く、昨年より25日早い観測です。北海道の上空には20日(金)の夜から昨日21日(土)にかけて、上空1500m付近で0℃前後の寒気が流れ込、21日(土)にかけて標高の高い所では雪が降りました。また、今朝にかけて冷え込み、宗谷地方の稚内市沼川や上川地方の下川町では最低気温が0℃未満となり、今シーズン初めての冬日になりました。稚 ...

2024/9/21

中国の「放射能投棄」 中国的“放射性倾销”

目次1 原発を増やす中国、大半は韓半島に近接する沿海部に2 中国国内での放射線測定結果2.1 上海 最高9・7マイクロシーベルト3 福島原発汚染水のトリチウム量、海洋放出後3キロ先で自然界と同じレベル 原発を増やす中国、大半は韓半島に近接する沿海部に 西海を挟んで韓国と向かい合う中国大連の原発から90兆ベクレル、上海から近い秦山の原発からは143兆ベクレルが放出されており、毎年合計すると233兆ベクレルの放射性物質がトリチウムとして海に捨てられている。 福島の10.6倍の量だ。しかもこれらは韓国の領海と排 ...

2024/9/21

中国外務省 趙立堅副報道局長 ツイッターで暴挙

目次1 趙立堅 副報道局長   ひどすぎます!!2 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏 趙立堅 副報道局長   ひどすぎます!! 東京電力福島第1原発の処理水放出問題を巡り、中国外務省の趙立堅副報道局長は、ツイッターで江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎の代表作を模倣した絵を使って日本を皮肉る投稿をしました。「北斎が生きていれば非常に心配していただろう」と記していますが、逆に「なんてことをするんだ! (怒)」と北斎は怒ったのではないでしょうか?? 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏

シリウスの伴星 観測好機

天文関連

シリウスの伴星 眼視確認の秋の好機到来  !(^^)! 10月1日、10月2日 好シーイング

秋の明け方の観測好機が到来!

夜空で最も明るく輝く恒星のおおいぬ座のシリウスは連星系で、8.5等級の伴星が存在します。この伴星シリウスBは50.1年周期でシリウスを公転していますが、今年10月に見かけ上離角は11.5秒角でシリウスから最も離れます。

6等星が見える暗い空なら、口径8cmから見えます。4等星がみえる都市部の空だと口径15cm、3等星までしか見えない大都会だと口径20cmは必要でしょう。

挑戦して 報告しましょう  シリウスBチャレンジ

春先の観測好機は終わりました。

次は、9月24日 9月25日 10月1日 10月2日 あたりになります。

3月12日 シーイング良 但し、月齢10の明かり

シリウスの伴星は確認できましたが、月齢10の月明かりのため、見ずらい状況でした。

 

3月5日 強風のため中止 東京都心では13時50分に風速8.0m/sを観測し春一番

関東地方の「春一番」の条件は次の通りです。

  • 立春から春分までの期間
  • 日本海に低気圧がある
  • 強い南寄りの風が吹き、気温が上がる(東京で8m/s以上の風で前日より気温が高い)

2月27日 20時前後トライ ⇒ 成功

午後から冬型になったため、昨日よりシーイングが悪化し、シーイング4レベル。ギリギリ確認できました。

2月26日 20時前後トライ ⇒ 成功

シリウスの伴星 やっと確認できました!以下の①~を満たせば、見ることができます。シリウスの強烈な光芒のすぐ外側に、淡く見えました。反射望遠鏡の場合、斜鏡のスパイダーの線が伴星に重ならないように、鏡筒を調整する必要もあります。

①まずは、自分がシリウスのどこを見ればいいか事前に確認しておくこと

天頂プリズムを使用する場合、正立天頂プリズム・上下正立左右反転、のいずれかなど、実際にどう見えるかを事前に確認しておきましょう。

オリオン座のリゲルで見え方を確かめるのがいいでしょう。私の場合、リゲルの伴星が上の写真とは左右反転でしたので、シリウスの伴星は右側上寄りに見えると判断しました。

②シリウスの伴星を見るには、シリウスを視野外ギリギリに追い出すこと (自動追尾装置必須)

シリウスの伴星を見るには、シリウスを視野外ギリギリに追い出して、伴星が見える予定の場所を注視することが必要です。ここで問題となるのが、アイピースの周辺の像質です。私が確認したアイピースはラジアン10mmで、口径20cmの望遠鏡で240倍です。ナグラーズーム3-6mmの6mmでの400倍では、シーイングの影響もあると思いますが240倍より見にくくなりました。

リゲルの伴星は、リゲルと共に簡単に見ることができますが、シリウスの伴星は、シリウスの明るさが強烈なため目が眩み、伴星とシリウスを同時に見ることはかなり難しいと思われます。シリウスが見えている時期は、そもそもシーイングが良くないのも影響しています。

240倍という高倍率で見るため、地球の自転で望遠鏡の視野の星はあっという間に移動してしまいます。シリウスを視野外ギリギリに追い出した状態を維持できないと、注視できませんので自動追尾装置は必須です。

③観測地の夜空の明るさもシリウスの伴星の確認に影響

現在、シリウスの伴星の方向の離角157秒に、10等~11等の恒星がありますが、私の観測地(東京23区内)では口径20cmでも確認できませんでした。私の観測地では肉眼で3等星くらいまでしか見えませんので、口径20cmの極限等級も13.3-3=10.3 程度と思われます。ということは、大都会の夜空で8.5等星の伴星を見るには、8.5+3=11.5となり口径8〜10cmの望遠鏡となります。ただし、伴星のすぐ側にはシリウスという光害がありますので、大都会では口径10cmの望遠鏡では伴星を見ることは無理で、極限等級12.7等星の口径15cmの望遠鏡以上となるでしょう。

➃シーイングが良いこと

シーイングスケールでは、最低でも4 は必要と思われます。26日は、シーイング5くらいでした。シーイングは大気の流れだけでなく、人工的な熱も影響しますので、ベランダで見る場合は建物からの熱で時々悪化します。

 

2月23日 20時前後トライ

200mm反射 240倍 400倍  シーイングはあまり良くない    ⇒ う~ん、残念、確認できず

いつ挑戦するか!! チャンスは少ない

週末のシリウスの南中時刻 ⇒ 月齢 と 薄明

2月19日(土) 20時28分 / 2月20日(日)    20時25分 /   2月26日(土)    20時01分    / 2月27日(日)     19時57分 / 33日 新月 】 /    3月5日(土)   19時33分  /    3月6日(日)   19時30分 /   【 薄明終了1910分 】 3月12日(土)    19時6分 /    3月13日(日)     19時2分

2月19日【悪天】  2月20日【曇天】 2月23日【晴天】 226日【晴天---確認成功】227日【晴天---ギリギリ確認成功】  3月5日(土)   曇り&強風 3月6日(日)  【曇天のち晴れ 準備できず】 3月12日【晴天---確認成功】   3月13日【 曇り  】

2月26日から 気温上昇      寒帯ジェット気流が北上

今週末は、2/20、その後、2/26、2/27、3/5、3/6    に挑戦してみます。

観察を呼びかけるキャンペーン

観測報告例検証 2021/3/12  札幌

とにかくシーイングが良いこと / 月の明かりの影響が小さいこと が大前提

新月の前日。19時半ごろに視野の端に淡く光るシリウスBを確認。シリウスは南中から30分を経過し、地平高度は30度ほど。18時の地上天気図では、北海道はこれから下り坂へ向かうところ。12時の高層天気図では、寒帯ジェット気流が北上していき、抜けるところ。シーイング良さそう。

確認の方法

シリウスAを視野のすぐ外に置き観察。fixed star ①は、10~11等級の恒星で、シリウスBの位置を探す目安。fixed star①(とても淡く写っている恒星)は離角が157秒(木星の視直径の4倍程度)、シリウスAとの位置角は57度。シリウスBの2021年時点の離角は11秒、位置角は66度。主星の輝度が大きいということは当然その回折環も明るくなり、エアリーディスクからかなり離れたところにある回折環も見えてきて、見掛け上は15秒角(口径20cm)の直径。つまり、伴星は回折環に埋もれています。また、回折環の光芒は更にその外側にも広がっていて、バックグラウンドを明るくしています。このため、光害がある場合と同様に限界等級が下がっての伴星が見えにくくなります。この位置の淡い回折環が見える程度には暗い空の条件でないと見えない。

札幌での確認例

口径40cm反射望遠鏡に800倍で観察した結果、19時半ごろに視野の端に淡く光るシリウスBを確認。口径15cm(タカハシTOA150)に410倍でシリウスBを確認。

沖縄での確認例

40cmニュートン反射望遠鏡にラジアン4mmの550倍で簡単に確認。シーイングは安定していた。

シリウスBが難物な理由 反射望遠鏡なら20cmの口径、アポクロマート屈折なら10~13cm程度の口径が必要

シリウスの伴星を見るのが難しい理由の根源は、主星(-1.46等)と伴星(8.44等)の輝度差が 9,000倍にも及んでいるためです。リゲルとその伴星でも460倍、トラペジウムA星とE星でも50倍ほどの輝度差に過ぎませんから、シリウスA,Bの輝度差が格段に大きいことが分かります。主星の輝度が大きいということは当然その回折環も明るく、エアリーディスクからかなり離れたところにある回折環も見えてきて、見掛け上は15秒角くらいの直径になります。よって、「シリウスBの離角11秒角」という数値と、「シリウスの見掛けの大きさ約15秒角(半径7.5秒角)」が、意外と接近していて侮れないことが分かります。回折環の光芒は更にその外側にも広がっていて、バックグラウンドを明るくしています。このため、光害がある場合と同様に限界等級が下がっての伴星が見えにくくなるのです。

伴星周辺でのバックグラウンドと伴星への輝度の集中度合で決まる「限界等級」

  • 口径10cmでは回折環と伴星の輝度が同程度になっており、分離の限界付近ということが分かります。シリウスBは回折環の中に埋もれながら濃淡として見えることになります。逆に言うと、この位置の淡い回折環が見える程度には暗い空の条件でないと見えないということになります。
  • 口径15cmでは、10cmよりは伴星がはっきりと見えてくると思います。回折環よりも1.5等ほど明るく見えているわけで、条件が良ければ十分分解可能だということが分かります。
  • 口径20cmでは伴星の位置での回折環よりも2.5等級ほど明るく見えていることになりますので、だいぶ楽です。
  • 口径40cmにもなれば4.5等級も回折環より明るいわけですから、伴星は余裕で見えることだろうと思います。

以上は理想的な空の条件(背景の暗さ、シーイング、透明度)での話なので、光害によって限界等級が下がったり、シーイングによって主星の回折環が乱されて広がったり伴星が拡散されてしまっていると、シリウスBは見えなくなるだろうと思います。

シリウスの伴星を見る好機 最大離角は今年2022年

シリウスは連星で主星であるシリウスAの周りを8.4等の伴星シリウスBが約50年の周期で公転しています。軌道はかなりの楕円で地球から見たAとBの角距離は2″台から11秒台と大きく変化します。主星と伴星の光度差が大きく主星が明るい為に離角の小さな時は伴星を見ることは大変難しいのですが、今年は11秒台と大きくなって観測のチャンスを迎えています。でも、高倍率で見る必要があるので、冬季でシーイングが良いことが条件となるため、かなりの難物です。反射望遠鏡だと口径20cmがギリギリで、コントラストの良い屈折望遠鏡ならば口径10cmでもギリギリ見えると言われています。

離角(秒)
2017 10.7
2018 10.9
2019 11.0
2020 11.2
2021 11.2
2022 11.3
2023 11.2
2024 11.2
2025 11.1

 

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