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天体望遠鏡での見え方を左右する シーイング スケール 動画イメージ

シーイングによる望遠鏡での見え方は全く変わる

シーイング(seeing)とは、望遠鏡などで天体を観たときに発生する、星像の位置の揺らぎ(シンチレーション)の程度を表す尺度です。 観測記録をつける際に、10段階評価でこれを併記します。評価が高いほど数字は大きくなります。地上に住んでいる我々が、天体を観察する場合、避けられないものです。ただ、日本国内の平地ではシーイングのブレ幅は2秒角程度になることが普通ですが、空気の薄い海抜4200 mのハワイ島マウナケア山頂のすばる望遠鏡ではシーイングが良く、平均で0.6秒角程度となるそうです。

シーイング 1       最悪の状態  ディスクとリングの区別不明瞭。星像は実際のリングの直径の2倍にまで広がっている。

シーイング 2  ディスクとリングの区別不明瞭。星像は時々実際のリングの直径の2倍にまで広がる。

シーイング 3  ディスクとリングの区別不明瞭。星像はなお伸びているが、中心部が明るい。

シーイング 4  ディスクは時々見え、リングは時々短い弧を描く。

シーイング 5  ディスクは常に見え、リングも半分は見える。

シーイング 6  ディスクは常に見え、シャープに見えなくとも弧は常に認められる。

シーイング 7  ディスクは時々シャープに見え、リングもはっきり見える。普通の夏場に遭遇する。

シーイング 8  ディスクは常にシャープに見えるが、内側のリングは絶えず動揺している。普通の夏場に遭遇する。

シーイング 9  ディスクは常にシャープに見える。内側のリングは静止している。今年の8月のシーイング。(チベット高気圧と太平洋高気圧の2枚重ねに覆われているときに遭遇する)

シーイング 10      日本ではまずお目にかかれない  ディスクは常にシャープに見え、リングは全て静止している。

湿度とシーイングの関係

空気中の水分により恒星からの光が屈折を繰り返すことでシーイングとなり、湿度が高いとシーイングがより大きく、湿度が低いとシーイングもより小さくなっていく

天体の高度とシーイングの関係

高度の違いにより恒星からの光が大気内を進む距離に違いが生じる。大気内の水分がシーイングに影響があることは前述しているが、光の進む距離が長ければ長いほど、その影響が大きく現れる。

家や車の近くはシーイングが悪い

暖かい物のそばは,対流が起きてシーイングが悪くなります。ベランダでは建物からの放熱の影響で、シーイングが悪化します。

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