沈み込む前の海洋プレート(アウターライズ)内で発生する正断層型巨大地震
大きな津波被害をもたらした1933年の昭和三陸地震は、1896年の明治三陸地震の影響で起きたアウターライズ地震とされています。陸地の揺れは小さいが、地盤が上下方向にずれるため津波は大規模になりやすい地震です。
アウターライズ地震は海側のプレートが陸側のプレートの下に潜り込む海溝よりも沖合で起きます。大震災でプレート同士が固くくっついた領域が壊れ、海側のプレートが地下に引きずり込まれる。この引っ張る力を受けて海側のプレート内部で発生します。