急速発達・熱帯低気圧並みの風雨をもたらす温帯低気圧の通称
英語の呼称bomb cycloneを直訳した「爆弾低気圧」と呼ばれている。1980年代にマサチューセッツ工科大学(MIT)のフレッド・サンダース教授が、爆発的に急速に発達する様から、このように名付けたそうです。世界気象機関(WMO)による爆弾低気圧の定義では、低気圧の緯度を使った三角関数sin(サイン)を用い、24時間で24x(sin/sin60°)ヘクトパスカル(記号hPa)以上の中心気圧の低下がみられたものをさす。つまり、24時間に温帯低気圧が北緯60度にある場合は24ヘクトパスカル以上、日本付近にある場合は、15~20ヘクトパスカル以上の中心気圧の低下がみられる場合が、爆弾低気圧である。