なぜ、ここまで発達したのか
高い海水温
30度近い温かい海の上で発達をしました。さらに海の表面だけではなく、比較的深い層でも温度が高くなっています。
マッデン・ジュリアン振動(MJO)
マッデン・ジュリアン振動(Madden Julian Oscillation: MJO)とは、数千kmスケールの巨大雲群が5m/s程度の速度で熱帯のインド洋から太平洋を東進する大気変動です。熱帯では、雲群が通過している対流活発期と雲群が存在しない不活発期が繰り返され、その影響は日本の天候にも及びます。今月はこのMJOの影響で、西部太平洋で次々と雲が渦を巻きやすくなっています。
4月の時点で800hPa台の台風は初
台風2号 4月18日(日)3時
猛烈な台風 中心気圧 895 hPa 最大風速 60 m/s (中心付近) 最大瞬間風速 85 m/s
4月17日 15時
台風2号の中心付近の1分間の平均風速は130KTS(ノット)で65メートル、最大瞬間風速は160KTS(ノット)で80メートルと解析されています。米軍合同台風警報センター(JTWC)では、1分間の平均風速が130KTS(ノット)以上に極めて発達した強い台風を「スーパー台風」と定義しています。