目次
2030年までの状況
12月 JST |
極大時刻 262°.2 |
月齢 | 条件 (眼視) |
条件 (電波) |
コメント |
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2023 | 12月15日04時 | 2 | 月齢・ピーク時刻は久々の好条件.一晩中楽しめるでしょう | ||
2024 | 12月14日10時 | 14 | ほぼ満月と日中ピークで条件は悪い.電波は14日未明ピーク | ||
2025 | 12月14日17時 | 25 | 2時頃に月が昇る.13日の日没後から月が昇るまでが勝負 | ||
2026 | 12月14日23時 | 6 | 月は22時には沈む.それ以降の条件は良好.電波も好条件 | ||
2027 | 12月15日05時 | 17 | 月がふたご座にあり,ピークが薄明開始頃.電波は好条件 | ||
2028 | 12月14日11時 | 29 | ピークは日中.ただし月明りはないので14日未明は好条件.電波もまずまず | ||
2029 | 12月14日17時 | 9 | 月は1時に沈む.それ以降は好条件.ピークは夕方.電波も微妙 | ||
2030 | 12月15日05時 | 20 | かに座に下弦前の月がある.ピークは薄明開始頃.電波は好条件 |
12月15日4時頃極大
2020年12月 たくさんの流星がみられました
ウェザーニュース ライブ
群馬天文台 ライブカメラ
木曽ライブカメラ
奈良県ライブカメラ
2020年のふたご座流星群 観測条件
年間三大流星群のひとつ.一晩に見られる流星数としては年間最大の流星群で,条件が整うと一晩の流星数が500個を越える時もあります.1時間あたりの流星数も40個から60個,多いときには100個近くに達します.最近は明るい流星や流星痕の出現も観測されており,とても印象的な流星群です.
- 月齢条件 ・・・ 新月 ⇒ 文句なし
見頃となる 時間帯 |
(第一候補)12月13日23時頃~14日日の出(日本時) (第二候補)12月14日日没後~15日日の出(日本時) |
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ふたご座流星群の歴史
年間三大流星群のひとつとして,一晩見られる数では年間最大を誇るふたご座流星群ですが,19世紀以前の記録は皆無に等しく,1862年等の記録はあるものの出現数は少なく,ほとんどの記録は1900年代(20世紀)に入ってからです.
90年代初頭もあまり流星数は多くありませんでしたが,1930年~1950年頃に徐々に流星数が増加し,1970年代からは現在の出現数まで上昇してきました.これだけの流星数の変化は,19世紀以前にはふたご座流星群の元となる流星物質の流れが地球と接していなかったためと考えられており,以前は21世紀にはふたご座流星群が見えなくなるとまで言われていました.
しかし,その後,母天体が発見され,その母天体(3200)Phaethonの軌道が2223年に再接近するという結果がわかると,当面はこのまま見え続けるのではないだろうかと言われています.
現在もその活動は活発そのもので,2000年頃からは,これまでふたご座流星群ではなかなか見られなかった明るい流星(火球)も見られるようになり,活発な活動が継続しています.