南極老人星
りゅうこつ座のカノープスは、おおいぬ座のシリウス(-1.5等)に次いで全天で2番目に明るい恒星です。東京での南中高度は、1.9度しかないため、南方200kmくらいまで上空まで良く晴れないと見ることができませんし、低空による減光で肉眼で見るには、大気の透明度が良いことも条件となります。低空なので霧のため見えないこともあります。中国では、カノープスを「南極老人星(なんきょくろうじんせい)」と呼び、この星を見ると寿命が延びる、という言い伝えがあるそうです。
10月31日の未明 カノープス 10/25の時より暗く(4等級)肉眼ではギリギリ見える感じでした
10月25日の未明 カノープスを確認
今朝は非常に低空の条件が良く、肉眼でも2~3等級で楽に見え、以下の写真ではカノープスの周りの暗い星まで写っています。
カノープスの光跡
ディズニーランドホテルを横切る、カノープスの光跡を撮影できました。航空機の光跡もたくさん写り込んでしまいました。