目次
2022/10/6 13時30分時点で、噴煙の高さ3500m
8:00 のひまわり画像 茶色の噴煙がなびいています
2022/9/16
2022/8/2
2022/6/17
イソギンチャクやテッポウエビを含む70種類以上の生物が確認されました。トゲアシガニなど多数のカニが見つかり、海鳥の繁殖集団も確認できましたが、カツオドリやセグロアジサシの営巣数は去年に比べて大きく減少していました。
2022/5/16 の西之島
2022/3/9の西之島
2021/8/16の西之島
噴火活動が再び活発化している可能性
8月末に噴火活動が一旦休止していたが、火口底、火口内壁及び火口縁からの噴気が認められ、噴火活動が再び活発化している可能性。島の南側には濃褐色の変色水が広範囲に分布しており、酸性度の高い(pH が低い)火山性熱水が大量かつ広範囲に湧出しているとみられる。
活発な噴火後、火口が大きくなりました
西之島の噴煙、西日本へ影響
九州各地で8月に入り、空がかすんで遠方が見えにくい大気の状態が続いています。2~4日には、視程(水平方向に見渡せる距離)が10キロ未満になる「煙霧」が観測されました。福岡市では6日も市街地が白っぽくかすみました。
活発な噴火活動は、気象衛星画像でも確認できます
西之島の噴煙は、母島の上空に流れています。
噴火活動 活発化
西之島の噴煙は30日(木)15時、火口上5300mに達しました。物凄い量の火山灰に覆われました。
極小の大陸出現
東京のはるか南1000kmに浮かぶ小笠原諸島・西之島(にしのしま)が噴火を始めたのが2013年。噴火前は0.29平方キロメートルだった島は10倍の2.89平方キロメートル(2019年5月)に広がり、なお成長中です。
2013年11月20日、西之島の南南東500mで海底火山が噴火し、直径200mほどの新島が誕生しました。6日後には溶岩流が西之島の南岸に到達。なおも噴火と溶岩流出が続き、噴火から1ヵ月後には新島が西之島を飲み込む形で一体化しました。噴火から2年後に西之島の面積は2.29平方キロメートル(噴火前の8倍)、昨年は2.89平方キロメートル(噴火前の10倍)へと成長を続けます。今は標高が207mと噴火前(25m)の8倍以上になり、今年7月4日には観測史上最高の8300mの噴煙が確認されています。
小笠原諸島の西之島の噴火が大陸の誕生を再現
西之島の海底火山から大陸の成分となる安山岩のマグマが噴出したことが分かりました。伊豆諸島の他の火山からは、安山岩のマグマは出ていなかったため、西之島の噴火は特別なのです。
土台がまだ余裕があるので、西之島はまだまだ拡大する可能性があります。