目次
- 1 6月20日 衝突地点にできた穴をNASAが撮影
- 2 着陸地点 月の「寒さの海(Mare Frigoris)」中央付近(月の北緯60.5度・西経4.6度)
- 3 5月31日 ミッション2 マイルストーン Success 8「月周回軌道上でのすべての軌道制御マヌーバ」に成功!
- 4 2025年1月にアメリカ・フロリダ州から打ち上げた月着陸船「レジリエンス」が、月の周回軌道への投入に成功
- 5 ispace「HAKUTO-R」ミッション1 月着陸船 月面に墜落 着陸予定時刻頃に通信途絶
- 6 2023年1月2日時点でのHAKUTO-Rミッション1ランダーの位置(M1)
- 7 12月11日午後4時38分に打ち上げ成功
- 8 11月28日に月面着陸船打ち上げ ⇒ 延期
- 9 24年に予定する「ミッション2」は着陸船に自社の探査車も搭載した打ち上げを計画
6月20日 衝突地点にできた穴をNASAが撮影
降下中に送られてきたデータを解析し、24日に結果が公開されます。

着陸地点 月の「寒さの海(Mare Frigoris)」中央付近(月の北緯60.5度・西経4.6度)
着陸予定時間が2025年6月6日(金)午前4時24分から、7分早まり、午前4時17分(日本時間)に更新
6月6日午前4時17分 月面着陸へ ⇒ またもや通信途絶 !!
月周回軌道上でレジリエンスが撮影した月面

画像右下にレジリエンスの着陸脚と小型月面探査車「テネシアス(Tenacious)」を保護するカバーが写っています。
38万km離れた月までおよそ5か月をかけて航行させ、時速約5,800kmものスピードから徐々に減速して狙った場所に軟着陸させる――まさに一発勝負でした。
5月31日 ミッション2 マイルストーン Success 8「月周回軌道上でのすべての軌道制御マヌーバ」に成功!
日本時間2025年6月6日(金)午前4時24分に予定している月面着陸に向けた最終フェーズに入りました。

2025年1月にアメリカ・フロリダ州から打ち上げた月着陸船「レジリエンス」が、月の周回軌道への投入に成功
Mission 2 “SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON” のRESILIENCEランダーの月面着陸タイミングを、最短6月6日(金)午前4時24分(日本時間)に設定。
Mission2では、月面着陸と搭載したローバーでの月面探査を目指します。目的は、Mission1同様に、月の情報と地球-月輸送サービス構築に向けた技術検証です。




ispace「HAKUTO-R」ミッション1 月着陸船 月面に墜落 着陸予定時刻頃に通信途絶
2年前に着陸に挑んだ「ミッション1」では、月面から約5kmまで接近したものの、高度推定を誤り月面に自由落下してしまいました。

2023年1月2日時点でのHAKUTO-Rミッション1ランダーの位置(M1)
ミッション1ランダーは地球や月から一旦離れた後で再び戻ってくるような軌道を描く、低エネルギー遷移軌道(low-energy transfer orbit)を航行中。低エネルギー遷移軌道は航行するのに時間がかかるものの、少ない推進剤で月へ向かうことができます。
ランダーは1月2日時点で地球から約124万km離れた地点を航行しており、1月20日頃には地球から最も遠ざかる約140万kmの地点(地球から月までの距離の約3.7倍)に到達する予定です。
HAKUTO-Rミッション1では打ち上げから月面着陸までの各段階に応じて10のマイルストーンが設定されていて、これまでにSuccess 4「初回軌道制御マヌーバの完了」までの4つが完了しました。
現在は地球から最も遠ざかる地点へ向かう約1か月間の航行が続けられており、安定した深宇宙航行が可能であることの確認作業が完了すれば、次のSuccess 5「深宇宙航行の安定運用を1ヶ月間完了」が完了することになります。

12月11日午後4時38分に打ち上げ成功
アメリカのスペースX社のロケットに積まれ、打ち上げられたあと、45分程度で切り離され、およそ5か月かけて民間企業では初となる月面への着陸を目指します。

11月28日に月面着陸船打ち上げ ⇒ 延期
打ち上げ時間は28日午後5時46分(日本時間)の見込み。米フロリダ州の基地から米スタートアップのスペースXが開発するロケットに搭載されます。
ロケットから分離後、軌道上での安定した電源供給の確認など複数のステップを踏み、2023年4月末ごろに月面着陸する計画。
着陸船は高さ約2・3メートル、幅約2・6メートルで重さは約340キロ。地球から荷物を運ぶことができるのが大きな特徴で、現状では最大30キロの物資を搭載できます。


