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2024年11月16日4時45分 ビーバームーン
天体を記した文学として、『枕草子』の「星はすばる」に次いで有名なのが、藤原道長が詠んだ歌「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも 無しと思へば」。歌が詠まれたのは寛仁二年十月十六日(1018年11月26日)、2024年の陰暦十月十六日は11月16日!!
『光る君へ』11月17日放送の第44話でこの歌を詠むシーンが描かれます
2023年11月27日 18:16 満月 ビーバームーン
次回、2344年7月26日の皆既月食の様子
最大食の頃
完璧な気象条件でした 「4000年に一度」皆既月食と天王星食の同時観測
次回、日本で皆既月食が見られるのは2025年9月8日で、約3年後
今回は、見逃せません。
撮影する場合の設定
ホワイトバランスは「オート」ではなく「太陽光」や「マニュアル」に固定しておくと、皆既月食の赤みを表現しやすいです。RAW+JPEGで記録しましよう。
月食の露出表
食分/F値 | 4 | 5.6 | 8 | 11 | 16 | ISO |
満月 | 1/4000 | 1/2000 | 1/1000 | 1/500 | 1/250 | 400 |
欠け始め | 1/4000 | 1/2000 | 1/1000 | 1/500 | 1/250 | 400 |
食分20% | 1/2000 | 1/1000 | 1/500 | 1/250 | 1/125 | 400 |
食分40% | 1/1000 | 1/500 | 1/250 | 1/120 | 1/60 | 400 |
食分60% | 1/1000 | 1/500 | 1/250 | 1/120 | 1/60 | 800 |
食分80% | 1/250 | 1/120 | 1/60 | 1/30 | 1/16 | 800 |
皆既前後 | 1/8 | 1/4 | 1/2 | 1 | 2 | 1600 |
皆既中 | 2 | 4 | 8 | 15 | 30 | 3200 |
11月の満月はビーバームーン
沼が凍る前に、ビーバーを捕らえるための罠を仕掛ける頃にちなんで、アメリカの先住民は、11月の満月を命名。または、ビーバーが冬を超えるために、巣づくり(ダムづくり)をする季節にも由来しています。
皆既月食と惑星食が同時に見られるのは1580年7月26日以来、442年ぶり。次回は2344年7月26日。
1580年7月26日の皆既月食の様子 近くに天王星もいます
「4000年に一度」皆既月食と天王星食の同時観測
11月8日の天気は
いまのところ、雲はありそうてせすが、見ることができそうです。ただ、伊豆諸島付近の低圧部が強まると、関東は曇る可能性があります。
火曜日なのが残念ですが 条件最高 全国で皆既月食 18:08~最大19:59~20:42
しかも、皆既月食中に天王星食が起こります。東京では20時41分に天王星が月の縁に潜入し、21時22分に月の縁から出現します。皆既時間は19時16分から20時42分ですから、東京での潜入は皆既中ということになります。一体どんな風に見えるでしょうか? 同時に2つの食が見られる極めてレアな現象で、今世紀中は最後となります。
天王星食の様子
東京
潜入
出現
那覇
潜入
出現