赤道直下の皆既日食
2016年3月9日、インドネシアで皆既日食が見られました。皆既日食はもちろんですが、赤道直下の星空も期待しました。観測地は、インドネシア スラウェシ島のパルでした。熱帯気候のため、3月なのに気温は34度前後、湿度はムンムン状態でした。そして、ものすごい湿度のせいか、パルの夜空は想像以上に青く明るく、天の川は全く見えませんでしたが、南十字星はなんとか見られました。肝心の日食は、朝から好天。
ただ、冷房の効いた部屋から出した機材のレンズは、高い湿度のせいで見事に曇ってしまい、日差しが届く時間まで曇りはとれませんでした。赤道上なので当然なのですが、太陽がまっすぐ上方へ上っていくのは不思議な感じがしました。おおよそ2分の皆既日食はバッチリ!悪天候のところが多かったようですが、一度も雲に邪魔されませんでした。また2009年のリベンジを少しはたせました。
パルの夜空
観測地の宿泊場所は、赤色の地域のため、天の川は全く見えず、4等星くらいまでしか見えず。