人生初の皆既日食 2012年オーストラリア皆既日食
2012年11月13日、人生初の皆既日食観測のため、成田空港から直行便でオーストラリアのケアンズへ向かいました。
日食は、ケアンズから山を越えて内陸に入ったマリーバでの観測です。
日食は日の出直後から始まるため、ケアンズを真夜中に出発し、マリーバの観測地到着は夜中の2時頃でした。現地に降り立つと、そこは真っ暗で、見上げると初めて見る南天の星々が輝いていました。
日食用機材を組み立てていると無常の雨が・・・
ただ1時間ほどで雨はあがり、そこから薄明開始までは、南十字星・大マゼラン雲・小マゼラン雲・カノープス・オメガ星団・ケンタウルスαβ・さかさまオリオン座・冬の銀河など楽しめました。
薄明開始から いよいよ日食へ
薄明が始まると、いよいよ日食に向けた準備が本格化します。皆既時間は1分30秒と短いため、緊張状態が続きます。
そして、いよいよ、太陽が糸のように細くなると、なにやらユラユラした影の縞模様が現れました。これがシャドーバンドですが、このように肉眼で明確にみられるのは、珍しいそうです。
ついに、闇の中へ入ると大きなプロミネンスが見られ、極大期特有のひまわり型のコロナが眼前に現れました。
とにかく、興奮しすぎて、皆既中の全方位を見渡すのを忘れてしまいました。これで、2009年のリベンジができました。
日食ツアー 観測成功の打ち上げ