モルゲンロート 早朝に昇り始めた太陽の光に照らされて山肌が赤く染まる現象
「モルゲンロート」とは、早朝に昇り始めた太陽の光に照らされて山肌が赤く染まる現象のこと示す登山用語です。語源はドイツ語で「モルゲン(Morgen)」は「朝」、「ロート(rot)」は「赤い」という意味になります。朝日に照らされた幻想的な山の頂は、まるで早起きだけが鑑賞できる自然の絵画のようです。また、この姿は山脈が赤々と燃えあがるようにも見えるので、「アルペングリューエン」と呼ぶ人もいます。アルペングリューエンとは、ドイツ語で「Alpengluehen」、「gluehen」は「燃える」ことを意味しています。モルゲンロートが美しい場所としておすすめなのが、日本列島の中央部に連なる飛騨山脈、通称北アルプスと言われる山岳エリアの南部に位置する穂高連峰です。主峰奥穂高岳(標高3,190m)をはじめとして、涸沢岳(3,110m)、北穂高岳(3,106m)、前穂高岳(3,090m)、西穂高岳(2,909m)などの山々からなっている場所です。
アーベントロート 赤い夕日が雲を美しく染め上げていく夕焼けのこと
雲だけでなくその太陽の赤い光を受けて輝きながらそびえ立つ山の姿が壮観です。ドイツ語で「Abendrot」、「abend」は「夕方」、「rot」は「赤い」を意味しています。