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見ることができると長生きできる!?
カノープスは観測しづらく、縁起の良い赤い色に見えることから、中国では「南極老人星」や「寿星」と呼ばれてきました。南極老人は、日本の七福神の寿老人あるいは福禄寿の元になった神様で、長寿をつかさどるとされています。このため、カノープスは縁起がよい星と言われ、見ることができると長生きできると伝えられています。
2021年10月23日 4:15前後 , 10月24日 4:00過ぎ
今朝は、南海上に少し雲がありましたが、運よく見えていました。
2021年10月9日 4:50前後
今朝は、日本の南海上は、ほぼ完ぺきに晴れていましたので、超低空のカノープスも良く見えました。
オーストラリア チラゴーで撮影した おおいぬ座~カノープス~大マゼラン雲
東の空に上ってきたところです。日本からは超低空に弱弱しく見えるカノープスですが、シリウスに次ぐ、全天2位の明るい星なのです。カノープスのさらに南には、憧れの"大マゼラン雲"(宇宙戦艦ヤマトが向かったところ)があります。
南極老人星
りゅうこつ座のカノープスは、おおいぬ座のシリウス(-1.5等)に次いで全天で2番目に明るい恒星です。東京での南中高度は、1.9度しかないため、南方200kmくらいまで上空まで良く晴れないと見ることができませんし、低空による減光で肉眼で見るには、大気の透明度が良いことも条件となります。低空なので霧のため見えないこともあります。中国では、カノープスを「南極老人星(なんきょくろうじんせい)」と呼び、この星を見ると寿命が延びる、という言い伝えがあるそうです。
2020年10月31日の未明 カノープス 10/25の時より暗く(4等級)肉眼ではギリギリ見える感じでした
2020年10月25日の未明 カノープスを確認
今朝は非常に低空の条件が良く、肉眼でも2~3等級で楽に見え、以下の写真ではカノープスの周りの暗い星まで写っています。
カノープスの光跡
ディズニーランドホテルを横切る、カノープスの光跡を撮影できました。航空機の光跡もたくさん写り込んでしまいました。