京都産業大学神山天文台の開設10周年を記念したシンポジウム
神山(こうやま)天文台は、宇宙物理学、天文学の教育・研究に力を入れている京都産業大学の施設で、2010年に開設された。学内外の研究者や学生だけでなく、地域の人々へも開放されており、これまで一般向けの天体観望会や講座を実施してきました。神山天文台開設10周年を記念して、小惑星探査機「はやぶさ2」が地球に帰還する12月6日を前に、テーマ「彗星×小惑星~太陽系の起源を探る~」という、太陽系の起源を探るために重要な彗星と小惑星についての講演、および天文台が目指している宇宙探査についてのトークセッションがオンラインで配信されます。講演は、東京大学大学院 理学系研究科の杉田精司氏による「はやぶさ2の最新成果」と、国立天文台副台長の渡部潤一氏による「彗星研究の魅力ー予想できないから面白いー」の2つ。さらに「神山天文台 宇宙(そら)へ」と題して講師二人他によるトークセッションも行われる。今、ホットな「太陽系の起源」に迫ってみよう。