目次
- 1 最悪の人身被害
- 2 数百年にわたる熊との共存を可能にしたマタギ
- 3 柴犬が熊に襲われる 恐怖!!
- 4 熊 出没地域 熊が増えすぎ
- 5 登山中の熊との遭遇増加
- 6 市街地に現れるクマ 「アーバン(都市の)ベア」 人への警戒心が薄い
- 6.1 札幌丘珠事件 1878年(明治11年)に札幌丘珠で発生したヒグマによる獣害事件で、3名が死亡
- 6.2 三毛別羆事件 (苫前羆事件) 1915年(大正4年)に北海道苫前郡苫前村(現・苫前町)で発生した、ヒグマによる獣害事件。7名が死亡し、日本史上最悪の獣害事件。
- 6.3 石狩沼田幌新事件 1923年(大正12年)に北海道石狩郡沼田町で発生したヒグマによる獣害事件で、3名が死亡
- 6.4 2020年 秋田県の畜産農家で仔牛が2頭捕食された
- 6.5 2023年5月15日 北海道幌加内町の朱鞠内湖で、釣り人がヒグマに襲われ、死亡 北海道での釣りの安全対策はクマはどこにでもいるため、すべて自己責任。
- 6.6 2023年11月 北海道の大千軒岳で、大学生がヒグマに襲われ、死亡
- 6.7 7月4日 岩手県北上市の住宅で80代女性がツキノワグマに襲われて、死亡
- 6.8 7月12日 北海道福島町で新聞配達員の50代男性がヒグマに襲われ、死亡
- 6.9 8月14日 北海道・知床半島の羅臼岳を登山中の男性がヒグマに襲われて、死亡 知床のクマは人を怖がらない
- 7 クマの増加傾向
- 8 北海道 ヒグマ被害一覧
最悪の人身被害

数百年にわたる熊との共存を可能にしたマタギ
日本ほど、熊と人が密集した土地で共に暮らしているという場所は世界中見渡しても他にない。特に秋田県はとりわけ密集度が高く、その中でも今まで人的被害が少なかったのは、このマタギという特有の文化の影響と思われます。マタギの「巻狩り」とは、集団で熊などを追い込み、仕留める伝統的な狩猟方法です。この狩猟は、単に獲物を捕るだけでなく、人間と熊のテリトリーを明確にし、共存を図るための知恵でもありました。捕まえたクマは、その場で解体し心臓に十字に切れ目を入れ、その頭と共に山の神様にお供えし感謝します。解体したクマは、肉はもちろん、内蔵、毛皮、爪の1本まで猟にでた全員で平等に分けるのが決まりで、偉い人が優先して持って行くようなことはありません。
柴犬が熊に襲われる 恐怖!!
日本の警察官が使用する拳銃では、熊を倒すことは不可能
日本の警察官が標準的に使用する拳銃の威力不足に加え、警察の主な役割が住民の安全確保であるため。
拳銃が熊に効果がない理由
- 威力不足:警察の拳銃は人間を対象としているため、熊の強靭な骨格や筋肉に対しては、貫通力や停止力が不足している。
- 射程距離:熊を仕留めるには、拳銃で射殺できる距離まで接近する必要があり、これは非常に危険な行為。
- 専門知識と装備:警察官は銃器の専門家ではないため、熊の急所を的確に狙って仕留めるための訓練や装備を持っていない。
熊 出没地域 熊が増えすぎ

登山中の熊との遭遇増加



市街地に現れるクマ 「アーバン(都市の)ベア」 人への警戒心が薄い
天然林の減少と造林の拡大に伴い、人的損害も発生しています。
環境省の調査では、死傷者の出る事故が発生するのはおよそ7割が山菜採りやキノコ狩りに入山した際とされています。
負傷者数は年間20人程度だったものが、2000年代に入ってから増加し、大量出没があったとされる2004年と2006年では145名の負傷者が発生しています。
死者は1980年から2006年まででヒグマによるものが6名、ツキノワグマによるものが22名となっています。

札幌丘珠事件 1878年(明治11年)に札幌丘珠で発生したヒグマによる獣害事件で、3名が死亡
三毛別羆事件 (苫前羆事件) 1915年(大正4年)に北海道苫前郡苫前村(現・苫前町)で発生した、ヒグマによる獣害事件。7名が死亡し、日本史上最悪の獣害事件。
石狩沼田幌新事件 1923年(大正12年)に北海道石狩郡沼田町で発生したヒグマによる獣害事件で、3名が死亡
2020年 秋田県の畜産農家で仔牛が2頭捕食された
2023年5月15日 北海道幌加内町の朱鞠内湖で、釣り人がヒグマに襲われ、死亡 北海道での釣りの安全対策はクマはどこにでもいるため、すべて自己責任。
2023年11月 北海道の大千軒岳で、大学生がヒグマに襲われ、死亡
7月4日 岩手県北上市の住宅で80代女性がツキノワグマに襲われて、死亡
住宅内で犠牲者が出るのは初めて。
7月12日 北海道福島町で新聞配達員の50代男性がヒグマに襲われ、死亡
駆除したクマの毛をDNA型鑑定したところ、令和3年に同町で70代女性を襲って死亡させた個体と一致。
8月14日 北海道・知床半島の羅臼岳を登山中の男性がヒグマに襲われて、死亡 知床のクマは人を怖がらない
「クマは記憶力が良く、一度でも味を覚えると非常に執着する」。
「クマはいかに効率よく食べ物を得るかを追求している」 ⇒ 人里で「成功体験」を重ねることで人間に対する警戒心も薄 れている。
クマの増加傾向


北海道 ヒグマ被害一覧




