2025年版「世界で最も裕福な都市」ランキング 東京が米ニューヨークを抑えてトップ
CEOWORLD誌のランキングは、世界各国の300都市を対象に行われた調査に基づいたもの。同誌はこれらの都市について、「グローバル経済の中核を形成しており、資本・イノベーション・影響力の面で他の追随を許さない」と評しています。
比類なき精度を誇る東京の交通、金融、産業のシステム
「東京は今なお、業務遂行の精度、技術の洗練度、そして規律ある経済的なガバナンスの面で、他都市の指標であり続けている。日本の首都は、革新性とインフラの融合において群を抜いており、交通システム、金融ネットワーク、産業サプライチェーンは比類なき精度で機能している」と評されています。
日本、韓国、中国......アジアの各都市が躍進
日本から2つの都市圏がランクインしたほか、韓国のテクノロジーやエレクトロニクス、デジタル・イノベーションの発達の恩恵を受けたソウルが5位に入った。中国で最上位になったのは、上海の10位。世界的な金融と物流のハブへの変革が進んでいることを背景としている。中国の首都である北京は11位だった。
都市のランキングは、生活の質や富の創出を支えるエコシステムによって決定づけられる。CEOWORLD誌は「人材の誘致力、ビジネス環境、イノベーション能力、そして国際的なアクセス性のすべてが重要な要素となる」と指摘しています。
さらに今後は、持続可能な都市計画、気候変動への強靱性、技術適応力が長期的な繁栄の重要なカギになるとし、次のように記しました。「最も成功する都市とは、経済成長と持続可能性、そして包摂性のバランスを取りながら、柔軟に方向性を変えることができる都市である」


