10月21日 日本唯一とされる現役の「お宝バス」走行
「丸みを帯びたボディー」「リベットを車体からあえて見せるデザイン」
エンジンが始動すると、「ブオン」という大きな音。現代の大型車では見られない量の白い煙がマフラーからはき出されると、「おおーっ」と驚く声。直列6気筒8550cc、220馬力を誇った1963年製のディーゼルターボエンジン。
9・6トンの車体が「ブロロロロ」と「うなり声」を挙げながら走行。
【MR430型3軸レトロバス復元記念特別ツアー】【完売】
日本旅行からMR430のバスツアーが発売決定! 参加人数限定!
当時のMR430型の雄姿を旭川市内の旧路線で実乗車を一部行い、車両の写真撮影などを楽しむ特別企画旅行です。
前輪2軸のバス
1960年代に全国で12台だけ販売された昭和レトロなバスが27日、約40年ぶりに旭川市内を自走しました。廃車寸前だった63年製造の車体を1年余りかけて復元。この日、念願の車検を取得しました。10月下旬のバスツアーで使用開始予定だそうです。
全長約12メートルと長く、定員110人は一般的なバスより5割ほど多いバスです。高度経済成長期に通勤通学の大量輸送に応えるため、旭川で走らせた3台のうちの1台です。小回りが苦手で78年に姿を消していました。リベット(ビス)だらけの外観や小ぶりな窓が昭和を感じさせます。