目次
- 1 2023年4月30日 知床観光船 今季初運行
- 2 カズワンの出航したウトロ漁港がある北海道斜里町で追悼式
- 3 知床再起へ
- 4 捜索継続
- 5 捜査進む
- 6 行方不明者 サハリンで発見
- 7 「水密隔壁」設置求めず=船内の穴 国交省
- 8 救命いかだ 義務化
- 9 船体33日ぶりに洋上へ
- 10 約182メートルの海底に落下
- 11 今日にも海上へ引き揚げへ
- 12 船体を引き揚げへ
- 13 飽和潜水で捜索開始
- 14 知床岬の近くにある避難港の文吉港 56年前の海難事故を受けて整備
- 15 漂流の状況
- 16 日本サルヴェージの水中ドローンを搭載した作業船 網走港へ
- 17 KAZUⅠ引き揚げ
- 18 残る行方不明者
- 19 沈没した船内に人の姿無し
- 20 遭難事故当日の急激な気象の悪化
- 21 観光船「KAZU 1」発見
- 22 観光船「KAZU 1」が遭難した今月23日の午前10時10分ごろに、ウトロ港から知床半島上を北東に3キロ余り離れた付近で撮影された映像
- 23 3/24 20:55 11人目発見 ⇒ 死亡確認
- 24 消息を絶っている観光船について、海上保安庁はきょう(24日)、事実上「沈没した」との見方
- 25 「知床小型観光船協議会」は、4月28日~5月8日の運航自粛を決定
- 26 捜索中 23日に続いて24日も徹夜で
- 27 最後の連絡があったカシュニ滝から かなり流されている
- 28 捜索状況 周辺では、海上保安部や地元漁協などが捜索を続けています
- 29 各社の知床岬コース
- 30 対策本部設置
- 31 航空自衛隊に災害派遣要請
- 32 午後7時半時点で船は発見できていない
- 33 捜索中 現場の海水温4度、気温3度、北西の風で曇り
- 34 浸水した観光船は知床遊覧船所有の「KAZU1」
- 35 知床付近の海水温はかなり低温
2023年4月30日 知床観光船 今季初運行
カズワンの出航したウトロ漁港がある北海道斜里町で追悼式
知床再起へ
知床五胡と木道
捜索継続
捜査進む
行方不明者 サハリンで発見
「水密隔壁」設置求めず=船内の穴 国交省
カズワンには、船首甲板下に1枚、船体中央にある機関室の前後に1枚ずつの計3枚の隔壁がある。運航会社「知床遊覧船」の関係者によると、全ての隔壁に船員が通るための80センチ四方の穴が開けられていた。甲板のハッチの蓋が外れたところに、高波の海水が船底に流れ込み、さらにエンジンも水没し航行不能となり、沈没につながったと思われます。
救命いかだ 義務化
船体33日ぶりに洋上へ
約182メートルの海底に落下
今日にも海上へ引き揚げへ
船体を引き揚げへ
飽和潜水で捜索開始
不明者は見つからず。現場海域の速い潮流があらためてあきらかになりましたね。よって、行方不明者は、もうかなり流されていますね。
知床岬の近くにある避難港の文吉港 56年前の海難事故を受けて整備
知床半島西側の海域では、56年前にも低気圧による大しけでイカ釣り漁船2隻が被害に遭う大規模な遭難事故が発生し、25人の死亡・行方不明者を出していました。事故後に知床岬近くに避難用の文吉(ぶんきち)港が整備されました。文吉港に避難して、しけが収まるのを待っていれば・・・。
56年前の事故も穏やかだった海が強い北風で急変したそうです。
漂流の状況
日本サルヴェージの水中ドローンを搭載した作業船 網走港へ
水中ドローンの高性能水中カメラで、船体周辺の調査を8日から開始予定。
KAZUⅠ引き揚げ
潜水作業は海保の特殊救難隊でも水深約60メートルが限界で、特殊な設備を要する飽和潜水は国内でも限られた業者しかできない。繊維強化プラスチック(FRP)製の船体を傷つけずに引き揚げるのは、「卵を海底から割らずに引き上げるような繊細な作業。ワイヤやネットを掛けるには、人の手による作業が不可欠」。
残る行方不明者
宗谷暖流は、秋から冬には、表層は流氷も運んでくる東樺太海流の軽い水に覆われ、宗谷暖流は重たくなって底層のみを流れるようになっています。オホーツク海の海流は複雑なので、漂流した場合、どの流れに乗るかで流れつく場所が大きく変わります。
野付水道
野付半島の野付埼と国後島南西端の間に位置し、根室海峡の最狭部。上げ潮流は南東方へ、下げ潮流は北西方に流れ、流速はそれぞれ1ノット程度。こちらへ流されていれば、発見できる可能性がありそうです。
国後水道
国後島と択捉島を分け、太平洋とオホーツク海を結ぶ短い水道。この水道では上げ潮流は南方へ、下げ潮流は北方へ流れ、流速はあまり強くないが、夏季には強い南向海流があって沿岸付近を除き、潮流を圧して終日南方へ流れ、その最強流速は5ノットに達する。こちらまで流されていると、ロシア側の協力が無ければ発見は難しい状況です。
色丹水道
歯舞群島北東端の多楽島と色丹島の間にある水道。夏季、通常上げ潮流は南方へ、下げ潮流は北東方に向かうが、その流速は必ずしも一定しない。こちらまで流されていると、ロシア側の協力が無ければ発見は難しい状況です。
沈没した船内に人の姿無し
遭難事故当日の急激な気象の悪化
10時出航 ~ 12時頃?? 知床先端到着 ⇒ 波が穏やかで、順調に航行できたのではないか??
12時過ぎに知床先端出発 ⇒ 戻ろうとした直後から、波高が1mを超え、右舷からの高波と格闘するような状況になり、1時間で片道20kmの半分しか進めずに・・・・
観光船「KAZU 1」発見
「カシュニの滝」近くの海域で、29日午前、海底に船体があるのを、海上自衛隊の掃海艇「いずしま」が水中カメラを使って確認。現場は「カシュニの滝」から1キロほど沖合の、水深およそ120メートルの海底。同じ北海道のオホーツク海側でも網走湾などでは水深が100メートルに達するのは陸から10キロから15キロほど沖合ですが、知床半島の付近では水深が急激に深くなっています。
観光船「KAZU 1」が遭難した今月23日の午前10時10分ごろに、ウトロ港から知床半島上を北東に3キロ余り離れた付近で撮影された映像
3/24 20:55 11人目発見 ⇒ 死亡確認
知床岬の東へ14.5kmまで、流されていました。国後島の方へ流されています。
消息を絶っている観光船について、海上保安庁はきょう(24日)、事実上「沈没した」との見方
24日も夜を徹して巡視船7隻、航空機7機で捜索を続ける。
海の中の捜索については、機材の関係や地形的な難しさなどがあり、見通しが立っていない。
24日午後11時10分ごろ、知床岬灯台から東に14・5キロ付近の海域で子供1人を発見
「知床小型観光船協議会」は、4月28日~5月8日の運航自粛を決定
捜索中 23日に続いて24日も徹夜で
乗客は24人で、北海道内のほか、東京都や大阪府、香川、福岡県など9都道府県から訪れていました。海上保安庁と、災害派遣要請を受けた自衛隊、それに警察や地元の漁業関係者などは斜里町の「カシュニの滝」近くの海域で捜索中。
最後の連絡があったカシュニ滝から かなり流されている
4名が発見された岬先端からカシュニ滝までは13.8kmもあります。まだ見つからない人は、岬にひっかからなかった場合、もっとはるか沖合に流されていることが考えられます。日ロ中間線を越えての捜索はできないので、厳しい状況です。
現在の潮流
捜索状況 周辺では、海上保安部や地元漁協などが捜索を続けています
救助された人を運ぶ道警のヘリ
7:18 4名発見
6:51 1人が発見!
午前5時5分に知床岬の先端付近で3人を発見、午前5時45分に1人を発見し、現在、救助中 4人の安否不明
各社の知床岬コース
所要時間3時間という、知床観光船の最長コース。このコース、海が穏やかなときでも、少し船酔いをするくらい、波があります。今回の観光船は小さすぎたのでしょう。
- 知床観光船おーろら 秘境知床岬航路:6月~9月上旬 カムイワッカの滝航路:4月下旬~10月下旬 大型船で揺れが少ない
- ゴジラ岩観光 GW・6月~10月上旬
- 知床クルーザー観光船 ドルフイン 4月29日~10月下旬
- 知床世界遺産クルーズFOX 4月下旬~11月上旬
- 知床遊覧船 "小型船なら岸まで近づける" セールスポイント
対策本部設置
航空自衛隊に災害派遣要請
・「船首が沈む」という通報内容から、岩とか木材とか動物とか、何らかのものが当たって浸水したと考えられる。
・上空の映像から、浮き輪や油などの浮遊物がないが、仮に沈没したなら痕跡が残るはずで、どこか別の場所で、中に人を乗せたまま漂流している可能性がある。
・現場の海水温は2~3℃で、仮に沈没なら生存可能なのは1時間程度、救命胴衣を付けていても保温はされない。
午後7時半時点で船は発見できていない
海保捜索も見つからず。23日が今年の運航の初日だった。
捜索中 現場の海水温4度、気温3度、北西の風で曇り
海水温が4度、手を入れてもかじかむような状況で、かなり厳しい。全員が船の甲板などに残って海水につからないような状況で体温を維持していてほしいが。
浸水した観光船は知床遊覧船所有の「KAZU1」
観光船は北海道斜里町のウトロ港を出港し、知床岬の付近まで航行した後、ウトロ港に戻る途中だった。通報を受けた海上保安庁のヘリコプターが午後4時半ごろ、現場に到着しましたが、今も観光船は見つかっていない。海が荒れているため、船の姿が確認しにくくなっているとみられる。現場は午後6時過ぎに日没を迎える。