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宇宙から 地球に降り注ぐ 流星群
予報どおり、かなりの数の流星が降り注ぎましたが、多くは暗い流星で、地上から確認できる明るさの流星はごく一部だったそうです。
ハワイ マウナケアの様子
アメリカ アリゾナの様子
暗い流星が上から、放射状にいくつも流れています。
キットピーク天文台付近の流星雨
アメリカでは1時間で流れ星500個予測も どうなるか?
ヘルクレス座τ流星群の特徴として、流れ星がゆっくり流れます。しし座流星群やペルセウス座流星群など速い流星群に比べると、そのスピードは5、6分の1です。願い事もお願いしやすい! 極大(流星群の活動ピーク)後の同日夜は日本でも観測できる可能性はありますが、ハワいのマウナケアのライブカメラがベストでしょう。
1930年、1時間当たり60〜70個程度という突発的な流星群
周期5.4年のシュワスマン・ワハマン第3彗星が1930年に地球に接近した際、1時間当たり60〜70個程度という突発的な流星群が出現しました。ただし、観測された流星は、大半が4等以下でした。輻射点は、ヘルクレス座というよりは、うしかい座に近い位置にあります。
今年は、母天体が1995年の回帰時に放出された、ダストトレイルに接近
1995年の回帰の際には、予想光度12等が5等という、増光(バースト)が発生しました。よって、その際に、多くの流星物質が放出された可能性が高いのです。ピーク時には、100個から500個を超える予測も出ています。
日本は昼間なので、マウナケアのライブカメラを利用しましょう
極大時に最高の条件なのは、アメリカ西海岸からメキシコ辺りになります。ハワイは、極大のころに日没となりますので、空が暗くなるにつれて、流星が見られるかもしれません。
日本でも わずかなチャンスが
1995年のダストトレイルとは別に、1892年と1897年のダストトレイルにも接近する、31日1時から夜明け前までも注目です。