都市の夜間の光が昆虫の体内時計を乱し、体が小さくなったり、寿命が短くなったりする
都市の発展によって、生活に便利な照明が夜でも街を明るく照らすようになりました。一方、こうした照明などによる「光害」が動植物の生活リズムや行動へ及ぼす影響が指摘されるようになってきました。

夜が明るい環境で飼育した非都市部のショウジョウバエは、暗闇で飼育した場合より寿命が短くなったそうです。
これは飼育個体数が半減するまでの日数を数えた結果で、数日短くなったそうです。
また、成長過程で体サイズが1~2%ほど小さくなったり、睡眠のサイクルが乱れたりする傾向もあったということです。

