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SOHO画面に入ってきました⇒ 消滅
10月28日
10月27日
10月28日
10月26日
10月25日
10月18日にバーストを起こして、10.0等へ増光
アトラス彗星は、1000年以上前に分裂した巨大彗星の破片で、太陽に極めて近づく公転軌道を持つ「クロイツ群」と呼ばれる彗星に分類されます。アトラス彗星は大量のガスが蒸発し、さらに太陽の重力による潮汐力が加わったことで、核が分裂した可能性があるそうです。
確かに写真では進行方向に核部分が伸びているので、分裂は間違いなさそうです。もし、粉々になっている場合はアイソン彗星のように今後消えていくでしょうが、どうなるでしょうか?
1965年以来最も明るいクロイツ群彗星の候補 C/2024 S1 アトラス彗星
C/2024 S1(ATLAS)は、2024年9月27日にハワイのATLAS観測プロジェクトによって発見されました。発見当初は、公式確認を待つ間、仮称としてA11bP7Iと名付けられていましたが、10月1日に正式にC/2024 S1(ATLAS)と命名されました。
クロイツ群の彗星(池谷・関彗星(1965年)やラブジョイ彗星(2011年))は特に明るくなることが多く、日中でも観測可能でした。もしC/2024 S1(ATLAS)が同じような軌道をたどれば、-5から-7等級に達する可能性があります。
C/2024 S1 (ATLAS) | |||||||||
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ephemeris | date | magn | radius | delta | ra | dec | elong | phase | PA |
Today | 2 Oct 2024 | 15.9 | 0.961 AU | 1.299 AU | 09h26m | -13°08' | 47.2° | 49.9° | 263° |
Nearest approach | 23 Oct 2024 | 10.0 | 0.306 AU | 0.879 AU | 12h46m | -18°30' | 17.4° | 103.3° | 249° |
Perihelion | 28 Oct 2024 | -5.3 | 0.008 AU | 0.995 AU | 14h13m | -13°08' | 0.5° | 81.1° | 78° |
観測に適した時期
南半球では、10月28日の近日点を迎える前の数日間。
北半球では、もし彗星が近日点を無事に通過した場合、近日点通過後の数日間。
ヨーロッパ方面では、10月28日の日中、太陽の周りを彗星が回ります。