風月札幌本店が閉店 56年の歴史に幕
創業から半世紀以上営業してきたお好み焼きチェーン「風月」(札幌市)の本店(中央区南17西6)が、ちょうど開業56周年の11日、閉店しました。道内にお好み焼きの食文化を定着させた発祥地とされ、長く地域住民らに愛されてきました。
1967年冬に開店以来、55年
お好み焼きチェーン「風月」が、半世紀以上にわたり営業を続けてきた札幌市中央区の本店(南17西6)を、来年2月11日で閉じます。北海道に「お好み焼き文化」を定着させたパイオニア的な店でしたが、店舗の老朽化が進み、店じまいを決めたそうです。近くには札幌南高と札幌静修高があり、長く生徒たちに愛されてきた本店でした。
急性心不全のため、今年8月に78歳で急逝した創業社長の二神敏郎さんは生前「風月の味は高校生たちと一緒につくり上げた」と話していたそうです。大阪出身の二神さんは1967年、陸上自衛隊北部方面隊(札幌)を退官し、23歳で風月をこの地に創業しました。「北海道のお好み焼きのパイオニア」と自負。当時、珍しかった食べ物を目当てに多くの生徒が来店し、二神さんを生徒たちは『兄さん』と呼んでいたそうです。
「風月パセオ店」は、札幌駅 新幹線工事に伴い、2022年9月30日で閉店となります。その他店舗は、通常通り営業されます。