非常に美しい眺めでした
月齢28の非常に細い月と金星が大接近
12月13日の明け方、東南東から南東の低空で月齢28の非常に細い月と金星が大接近します。地球照を伴った幻想的な細い月と金星の共演は、数ある月と惑星の接近の中でも随一の美しさです。とくに今回は間隔が1度未満と非常に近づくので、いっそう印象的な光景となります。肉眼や双眼鏡だけでなく、天体望遠鏡でも観察してみたいものです。日の出30分前の高度が15度ほどと低いので、東南東の空が開けていることが必要です。
日本本土ではおしくも金星食にならず
実は、日本本土では接近して見えるだけですが、以下の画像の赤線の内部では、金星食がおきています。
ノサップ岬でも、わずかに食になりません。ただ、日本固有の領土である、色丹島・国後島・択捉島では、金星食が見られます。