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新タイプのウイルス、6月に突然出現…東京から感染拡大

新しいタイプの遺伝子配列を持つ新型コロナウイルスが、6月以降全国に広がっているという分析結果を国立感染症研究所の研究チームが公表しました。東京から地方への移動によって感染が拡大したことが、ウイルスの遺伝子分析からも推定される結果となりました。研究チームは、日本人が感染した新型コロナウイルスの遺伝子に着目し、配列の変化と流行の関係を調べました。その結果、3月からの感染拡大では、欧州系統の遺伝子配列を持つウイルスによるクラスター(感染集団)が全国各地で複数発生し、5月下旬にいったん収束したものの、6月中旬、東京を中心に新たなタイプの遺伝子配列のウイルスが突然出現し、現在、急速に増加している全国の陽性患者の多くが、新タイプに属することが分かりました。

新型コロナウイルス対策を検討する政府の分科会は、これまでに感染状況について、感染が散発的に起きている段階から、爆発的に拡大している段階まで、4つのステージに分ける考え方を示していて、7日、開かれた会合では、どのステージにあるか、判断するための指標を具体的な数値とともに示しました。

ステージを判断する指標として、
▽「病床のひっ迫具合」
▽「療養者数」
▽「PCR検査の陽性率」
▽「新規感染者数」
▽「直近1週間と前の週の感染者数の比較」
▽「感染経路が不明な人の割合」の6つの項目を挙げています。

現在は、多くの地域で感染が漸増、だんだん増えている「ステージ2」にあるとされていますが、分科会は、感染が急増している「ステージ3」に入ったと判断するための指標の数値を示しています。

具体的に、
▽「病床のひっ迫具合」は、患者向けの全体の病床数か、重症者用の病床数について最大確保できる5分の1以上が埋まっているかその時点で確保している4分の1以上が埋まっていること
▽「入院患者と宿泊施設や自宅で療養している人の数」が10万人当たり15人以上
▽「PCR検査の陽性率」が10%
▽「新規感染者数」は1週間で10万人当たり15人以上
▽直近1週間の感染者数が前の週よりも多いこと
▽「感染経路が不明な人の割合」が50%としています。

さらに、感染が爆発的に拡大している「ステージ4」に入ったと判断するための指標の数値として
▽「病床のひっ迫具合」は、全体の患者向けの病床数か、重症者用の病床数について、最大確保できる半分以上以上が埋まっていること
▽「入院患者と宿泊施設や自宅で療養している人の数」が10万人当たり25人以上
▽「PCR検査の陽性率」が10%
▽「新規感染者数」は1週間で10万人当たり25人以上
▽直近1週間の感染者数がその前の週よりも多いこと
▽「感染経路が不明な人の割合」が50%としています。

また、大都市圏については、これ以外にも
▽受け入れ先が見つけにくいなど救急搬送が困難だった件数や
▽発症から診断までに掛かった日数なども参考に確認するとしています。

さらに、病床のひっ迫具合に関する指標については、示した数値に満たない段階でも早めの対策を行うことが望ましいとしています。

分科会の尾身茂会長は「指標の数値は目安で機械的に判断するためのものではないことを強調したい。爆発的な感染拡大に至らず、今の段階のステージ2か、悪くてもステージ3で止められるよう、国や都道府県は早めに総合的に判断して対策をとってもらいたい」と話しています。

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