2026年7月18日 コンコルディア基地で−84.1度を観測
コンコルディア基地
「ホワイト・マーズ(白い火星)」とも呼ばれています。それは数か月にわたって太陽が昇らない極夜が続き、標高3,233メートルの低酸素環境、さらに冬は補給も途絶えるため、地球の一部というより火星のようだからです。欧州宇宙機関はここを火星基地のシミュレーション施設として使っていて、宇宙飛行士の長期滞在研究を行っています。

極端な地球
アンデス山脈では5メートルの大雪、アルゼンチンでは40度以上
南米を南北に貫くアンデス山脈では、雪不足から一転して記録的な大雪となり、17日からの5日間で、約3~5メートルもの雪が降り、雪を待ち望んでいたスキーヤーが一斉にゲレンデへ押し寄せました。ところが、同じ空気はアンデス山脈を越えると一変し、山を吹き下ろす乾いた高温の風「ゾンダ風」が発生し、アルゼンチン側では真冬にもかかわらず40度近い暑さとなり、7月の最高気温の記録を更新しました。また、高地のサルタでは最低気温が26度までしか下がらず、真冬なのに、年間を通じた過去最も高い最低気温となりました。平年よりも20度も高かったのです。
1983年7月21日、南極・ボストーク基地で−89.2度を記録
温度計で直接測定された気温としては、現在も地球上の観測史上最低記録です。雲もダイヤモンドダストも、数日間ほとんど現れなかったことで、地球からの熱が宇宙へ逃げ続けたことで、放射冷却が究極のレベルまで進んだ結果でした。

