太平洋側でも雪による被害が多発
この冬の訪れは早く、北海道では10月上旬に初雪を観測、11月27日には青森で48cmの積雪を観測した。
12月は中旬後半に強い冬型の気圧配置が続き、北陸以北の日本海側では大雪となり、青森では2日で98cmの降雪(最深積雪95cm)があった。下旬には山陰地方を中心に大雪となり、鳥取では日降雪量114cm(最深積雪95cm)を観測した。また、渡島半島でも大雪となった。
1月は寒気が入り、冬型の気圧配置となる日が多く、北海道の日本海側や北陸地方を中心に大雪となった日があった。25日には高田(新潟県上越市)で日降雪量95cm(最深積雪239cm、28日)を記録した。19日、21日、30~31日には日本の南岸を低気圧が通過して九州から関東地方の太平洋側でも大雪となり、東京で19日に22cmの積雪を観測するなど各地で20cm前後の雪が積もった。
2月も引き続き冬型の気圧配置となる日が多く、日本海側では2~9日、14~16日、27~29日を中心に平野部で日降雪量50cm、山間部で100cm前後の大雪となった。高田(新潟県上越市)では17日に292cmの最深積雪を記録した。17日は南岸低気圧の影響で東海から関東地方にかけて大雪となり、東京や横浜で20cmを超える積雪となった。25~26日は関東から東北地方の太平洋側で大雪となった。
3月も全国的に曇りや雪の日が多く、東京の降雪日数は10日に及んだ。
桜開花が非常に遅かった

1984年の開花は3月26日の鹿児島から始まりました。この時点でここ最近の傾向からするとかなり遅い。続けて28日に宮崎、30日に高知、31日に熊本・佐賀・長崎で開花し、3月中の開花はこの6地点でした。
近年は、3月中に仙台くらいまで開花していますので、かなり遅かった。

近畿・東海エリアの開花は4月6日の静岡・和歌山から始まりました。続けて京都・大阪・神戸が9~10日にかけて開花し、最終的に松江が13日開花して開花前線は近畿・東海エリアを走破しました。
ちなみに、2023年の4月6日は、盛岡で「満開」を迎えています。

関東甲信・北陸エリアの開花は4月11日の東京から始まりました。今の感覚であれば、入学式シーズンに桜花見をするのはやや難しいように思いますが、1984年の春は入学式シーズンを過ぎてもまだ開花にすら至っていませんでした。開花前線は、その後12日に甲府、14日に熊谷などで開花した後、20日に水戸、26日に新潟・長野で開花し関東甲信・北陸エリアを走破しました。

北海道・東北エリアの開花は4月25日の福島から始まりました。28日に仙台、29日に山形で開花した後、5月6日に盛岡、11日に青森で開花となりました。開花前線はここで道南の函館を飛び越え、12日に札幌で、14日には旭川で開花しています。函館の開花は大きく遅れて5月23日となっており、最後は釧路の5月30日開花をもって、開花前線はゴールを迎えました。全国で、平年(1991~2020)からの差がもっと大きくなった「函館」では、+25日と1カ月近くも遅い開花となりました。

2026年と比較すると物凄い変化がわかります

