漁獲過去最低でシェアわずか6% 国内供給の9割輸入物
北海道内の秋サケ漁が歴史的な不漁に見舞われている影響で、しょうゆ漬けなどの原料となるイクラの国内供給量のうち、23~37%で推移していた道産イクラの割合が、今年は6%にとどまる見通しとなりました。
年末年始の食卓を飾るイクラの大半は、ロシア産など輸入物でまかなうことになります。


ここ数年も秋サケの不漁は続いていたとは言え、道産イクラの占める各年シーズンの割合は21年27%、22年37%、23年23%、24年24%と20%以上を維持していました。北海道の秋サケ漁獲速報によると、12月10日時点の漁獲数は前年同期比64%減の561万5665匹。1989年の統計開始以来、初めて1千万匹を割り、過去最低となるのがほぼ確実となっています。

