2024年7月9日、10日
この両日は四万六千日の縁日であり、縁日にともなってほおずき市が催されます。
2023年7月9日、10日 4年ぶりの ほおずき市
浅草寺の境内にはおよそ80軒の露店が並び、赤く熟した実や朱色に色づき始めた緑の実がついた高さ1メートルほどのほおずきの鉢植えが、1鉢2500円で販売。
9日と10日は、参拝すると生涯を通じて無病息災の御利益があるとされ、訪れた人たちはまず、寺に参ったあとに、気に入ったほおずきを買い求めます。
東京・台東区の浅草寺で「ほおずき市」開催
7月10日に浅草寺の観音さまにお参りすると、1日だけで46,000日(約126年)も参拝したのと同じご利益があるとされ「四万六千日(しまんろくせんにち)」のご縁日と呼ばれ、古くからこの日の参拝が盛んでした。
江戸時代には、7月10日に一番乗りで参拝したいという熱心な人が増え、前日の9日より参拝者で賑わうようになったため、7月9日と10日の両日が「四万六千日のご縁日」として広く知られるようになったそうです。
もともと、東京・港区の愛宕神社ではじまった「ほおづき市」が浅草寺に波及して行われるようになり、今では浅草寺の「ほおずき市」の方が有名になっています。
「四万六千日」のご縁日の2日間に限り授与される黄色の掛け紙の祈祷札『黄札』や、竹串に挟んだ三角形の守護札『雷除札(かみなりよけふだ)』も人気があります。