絶滅した恐竜が必死に呼びかけ 「it’s now or never(今やるか、やらないか)」
一体の恐竜は各国や地域の代表が集まる会議場に現れた。その姿に多くの会議出席者が怯え、騒然となる場内。
このまま人を食べてしまうのかと思いきや、1人の男性に向かって「大丈夫か?少し時間が必要か?(Are you OK?You need a minute?)」と呼びかける。
男性が首を横に振ると、さっそく恐竜が“演説”を始める。
「皆さん、よく聞いてほしい。私は絶滅について、1つか2つのことくらいは知っているんだ。だから、あなたに話をさせてくれ。これは明らかなことだと思うが、絶滅に向かうことは悪いことだ。人間たちは自分たち自身も絶滅させるのか?それは、過去7000万年の間に私が聞いた話の中で、最も馬鹿げている。少なくとも、私たちは小惑星の直撃を受けた。あなたの言い訳は何なのだ?あなたは気候災害の責任者なんだ。しかしながら、政府は毎年、数千億の化石燃料に公的な助成金を費やしている。巨大な隕石への助成金として年間数千億ドルもの大金を費やすと想像してみたらよい。それが、今あなたたちがしていることなのだ!それらのお金で出来る他の全てのことに、考えをめぐらしてみてほしい。世界を見渡せば、貧困の中で暮らしている人がいる。(お金の使い道として)彼らを助けることの方が理にかなっていると思わないか。私には分からないが...このまま、人類の絶滅にお金を払っていくのか?ちょっと真面目に言わせてほしい。あなたは今、経済を立て直し、このパンデミックから立ち直るとても大きな機会を手にしている。これは人類にとって、大きなチャンスなんだ!だから、私の大胆なアイデアを披露しよう。絶滅を選ぶな。手遅れになる前に種を救おう。あなたたち人間が言い訳をするのをやめ、変わり始める時が来たのだ。ご静聴ありがとう。」
According to @IMFNews, the world's governments are spending USD 11 million a minute to support fossil fuels which cause heat-trapping greenhouse gas emissions. #DontChooseExtinction, says @UNDP ahead of #COP26. pic.twitter.com/0jK4JBSFEd
— UN Climate Change (@UNFCCC) October 27, 2021
恐竜の「フランキー」は「人類はもう言い訳をやめて、世の中を変え始めないとだめだ」と演説している。フランキーの声は米俳優ジャック・ブラック氏が担当した。